アイディアが生まれて、考えがまとまる!日本の伝統色の話

昨日はスマホからで写真もあまりうまく撮れなかったので、カメラを変えて撮りました。それでもうまく撮れてない(笑)
名刺に印刷した窓の4色。四季をイメージした日本の伝統色のつづきです。

春のイメージ 桃花色(ももはないろ)
名前のとおり桃の花の色。彩度を落とした落ち着いた色あいです。
桃の節句生まれの「もも」という名前のうさぎを飼っていたので桃花色に。

夏のイメージ 浅葱色(あさぎいろ)
ネギの葉の色。新選組の羽織にも使われた色。
緑がかったターコイズブルーのような落ち着いた色で、南の海を連想する好きな色です。

秋のイメージ 不言色(いわぬいろ)
少し赤みのあるやさしい黄色。秋に収穫するくちなしの実をつかって染め上げた色。
おせち料理のいもきんとんも、くちなしの実で色付けします。
いわぬいろ「言わぬ色」は「くちなし色」の別名で「口無し」とかけた言葉遊びが由来。
いわぬいろを「不言色」と字を当てているのも雰囲気があって素敵です。

冬のイメージ 白鼠色(しろねずみいろ)
とても薄いねずみ色。冬空や雪の日のイメージに近いのでこの色に。

うさぎの「もも」。うさぎだけど白鼠色

他に茜色(あかねいろ)と花緑青(はなろくしょう)も使いたかったんだけど、
鮮やかすぎたり、暗すぎたりして色のバランスが取れなくなるので使いませんでした。

アカネは藍と共に最古の植物染料で、万葉集にも歌われています。
現在では栽培が難しく、植物学者でもある天皇陛下が育てられたというお話を聞きました。

花緑青は十九世紀初めのパリで生産された人工顔料『パリス・グリーン』の色で、
フランス由来の日本の伝統色。落ち着いた素敵な色です。

最初、どんな4色にするか迷ったんだけど、日本の伝統色を使うことにしたら
スッとイメージがうかんですぐ決まりました。テーマがあるとすごく違う。

四季折々の美や文化から生まれた日本の伝統色。植物や染料から名前がつけられていて、
感性豊かな名前ばかり。色名を聞いてもどんな色かわからないものも多いんだけど、
わからないからどんな素敵な色か想像してしまう。

四季があって、豊かな感性をはぐくむ文化があったからこそ、少しの色の違いに美を見出したくさんの色の名前が名づけられたんだと思います。
四季のイメージの色がピンク、青緑、黄、灰色ではちょっと味気ないので伝統色にしてよかった。